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Story

こんにちは、DELIFEのクラフトマン兼デザイナーの高野です。
今回、当時の写真を掘り返して”Story”を作成しました。
このページは高野の目線でその当時の写真や思いを綴った回顧録です。

Story

こんにちは、DELIFEのクラフトマン兼デザイナーの高野です。今回、当時の写真を掘り返して”Story”を作成しました。このページは高野の目線でその当時の写真や思いを綴った回顧録です。






最初に作ったのは、友人への一つの財布

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最初に作ったのは、友人への一つの財布でした。喜んでくれる姿を見て、「モノって、こんなにも人を喜ばせる事が出来るんだ」と心から感じたのを覚えています。その経験から、もっと多くの人に『長く使うことで味わいが深まるもの』を届けたいと思うようになりました。ここから僕のレザークラフトライフが始まっていきます。

二足のわらじ

ギャルソン、バーテンダー、メッセンジャー、さまざまなアルバイトをしながら二足のわらじでレザークラフトライフを満喫していました。この時は『レザークラフトで食べていく』そう決めていたし、最大のモチベーションでした。

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左 目黒のシェア工房にて、初めての作家写真
右 初めて作った手縫のクラッチバッグ

練習も兼ねて沢山作るけど全く売れない、そんな日々が続きました。売るための努力も製作と同時にしなければいけない、そんな気付きもあり、友人のカメラマンに頼んで撮影もしてきました。

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左 よく姪っ子に邪魔されていました。
右 渋谷で撮影

LIFE LAND SCAPE

趣味ではありましたがDELIFEの前進である”LIFE LAND SCAPE”というレザーブランドを始めました。

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次第に友人が『何やら頑張ってるね』と購入してくれるようになり、その友人の紹介で購入者が少しずつ増えていきました。そんななか、次第に個展をしたいと考えるようになりました。この当時、時間は有り余る程あってもとにかくお金はなかった。それでもどうにか開催する方法はないかと考え、クラウドファンディングで資金を募り個展を開催することにしました。沢山の知人、友人に頭を下げたり、メッセージを送って協力のお願いをした。その期間は毎日、沢山の叱咤激励をいただいて嬉しさや苦しさを味わい、無事に資金が集まり、沢山の友人に支えてもらい初個展を開催することができました。

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西麻布 ミディアム編集社にて初個展を開催

独学

独学だった僕は作ることばかりに集中していました。そんな最中、アパレルブランドから『革製品のデザイン、製作してみない?』と声がかかる。二つ返事で『やります!』と言ったはいいものの、デザインなんてしっかりまともにしたことがない...それからデザインを提出するたびに叱咤をいただく日々が続きます。沢山の柄を入れたり派手な装飾は無くシンプル、シルエットやギミックの面白さを作り込むデザイン。その後、DELIFEを始めてからも僕の好きなデザインは変わらずに続いています。

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僕と DELIFE

それからも依然として独学で始めたレザークラフトを趣味として全力で楽しみながらも、革に惚れ込み、そして勉強も兼ねて革製品を購入することも多かった。そんななか『作り手を感じ温もりのある革製品』、『洋服のコーディネートに合わせるデザイン性』そして『革素材の経年変化を全力で楽しめる』そんなブランドが見つからなかった。(…と周りくどい言い回しですが端的にいうと『自社でデザイン~製作を行い、革とデザインがイケている』)そんな思いから『僕自身が欲しかった革製品を作っていこう!』と思い立ちDELIFEを始める事になります。ちなみに前のブランド”LIFE LAND SCAPE”はデザインの方向性は一緒でしたが名前が長すぎたのが辞めた理由です。

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左 初期に製作したお香立て
右 DELIFE初期の僕  

DELIFE FactoryStore

2020年コロナ禍、真っ只中に始めたDELIFEはオンラインで頑張るしかなかった。オンライン販売をメインに次第にお客さんも増えていきました。そんななか、オンラインだけでなくDELIFEを使ってくれるお客さんの顔が見れる『工房兼店舗を作りたい!』と台東区で物件を探し始めました。なぜ台東区?と思う方もいると思いますが台東区は 革、金具、資材関連で日本有数の問屋街であり、物作りの企業が沢山ある。仕入れもメインは台東区で行えるので同区に決めました。

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左 竣工当時の東光ビル
中 改装時
右 塗装を手伝ってくれた友人

いい物件が見つかりました、名前は東光ビル。1969年竣工のビンテージビルで当時はモダン建築として作られたのだそうです。内装は造作自由で好きにカスタムできるしDELIFEらしい店舗が作れそうだったので即決で入居。お金はなかったけど時間は有り余るほどあったので2ヶ月ほどかけて内装をDIYで作り上げていった。

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上 改装前
下 改装後

そして今

店舗はオープンから数年経ちご来店下さる方も多くなり、スタッフも徐々に増えてきて活気も出てきました。当初から決めていたお店のコンセプトである『素材の調達から販売までを自社で一気通貫、温もりを感じる革製品をお届けする!』を大事に営業を続けていきます。

店内2.jpeg__PID:6abafc2c-85b8-4942-9d24-176108defe9d

ビルの4階にあり、看板も出してないのでオンラインで見つけたお客さましか来店できないようになっています。






今回この”Story”を作るにあたり沢山の写真を見返して思ったのは沢山の方々に支えて頂いたこと、あの時支えて下さった方にも『いつか恩返ししたい!』と改めて強く思いました。今後もDELIFEの成長が恩返しだと思い精進していこうと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。






最初に作ったのは、友人への一つの財布

01.jpg__PID:0c7b311d-74d5-4412-926c-42ab7345d4ee

最初に作ったのは、友人への一つの財布でした。
喜んでくれる姿を見て、「モノって、こんなにも人を喜ばせる事が出来るんだ」と心から感じたのを覚えています。
その経験から、もっと多くの人に『長く使うことで味わいが深まるもの』を届けたいと思うようになりました。
ここから僕のレザークラフトライフが始まっていきます。

二足のわらじ

ギャルソン、バーテンダー、メッセンジャー、さまざまなアルバイトをしながら二足の草鞋でレザークラフトライフを満喫していました。
この時は『レザークラフトで食べていく』そう決めていたし、最大のモチベーションでした。

10.jpg__PID:4f9a9aba-1856-41cc-9c18-b602795a8cd6

左 この時は売れないのに沢山作っていました。                     右 初めて作った手縫のクラッチバッグ

左 目黒のシェア工房にて、初めての作家写真                     右 初めて作った手縫のクラッチバッグ

練習も兼ねて沢山作るけど全く売れない、そんな日々が続きました。
売るための努力も製作と同時にしなければいけない、そんな気付きもあり、友人のカメラマンに頼んで撮影もしてきました。

03.jpg__PID:0a8d7c94-9856-4684-89b6-19b1341b030c

左 よく姪っ子に邪魔されていました                           右 渋谷で撮影

左 よく姪っ子に邪魔されていました                           右 渋谷で撮影

LIFE LAND SCAPE

趣味ではありましたがDELIFEの前進である”LIFE LAND SCAPE”というレザーブランドを始めました。

09.jpg__PID:2e9bb255-6cb4-449d-9720-6d0ba32e4941

次第に友人が『何やら頑張ってるね』と購入してくれるようになり、その友人の紹介で購入者が少しずつ増えていきました。
そんななか、次第に個展をしたいと考えるようになりました。
この当時、時間は有り余る程あってもとにかくお金はなかった。
それでもどうにか開催する方法はないかと考え、クラウドファンディングで資金を募り個展を開催することにしました。
沢山の知人、友人に頭を下げたり、メッセージを送って協力のお願いをした。
その期間は毎日、沢山の叱咤激励をいただいて嬉しさや苦しさを味わい、無事に資金が集まり、沢山の友人に支えてもらい
初個展を開催することができました。

05.jpg__PID:801a81b8-79e2-4e28-b67c-b110dc15ff57

西麻布 ミディアム編集社にて初個展を開催

独学

独学だった僕は作ることばかりに集中していました。
そんな最中、アパレルブランドから『革製品のデザイン、製作してみない?』と声がかかる。
二つ返事で『やります!』と言ったはいいものの、デザインなんてしっかりまともにしたことがない...
それからデザインを提出するたびに叱咤をいただく日々が続きます。
沢山の柄を入れたり派手な装飾は無くシンプル、シルエットやギミックの面白さを作り込むデザイン。
その後、DELIFEを始めてからも僕の好きなデザインは変わらずに続いています。

06.jpg__PID:d19c815d-9fab-46a7-9616-22b543923234

僕とDELIFE

それからも依然として独学で始めたレザークラフトを趣味として全力で楽しみながらも、革に惚れ込み、
そして勉強も兼ねて革製品を購入することも多かった。
そんななか『作り手を感じ温もりのある革製品』、『洋服のコーディネートに合わせるデザイン性』そして
『革素材の経年変化を全力で楽しめる』そんなブランドが見つからなかった。
(…と周りくどい言い回しですが端的にいうと『自社でデザイン~製作を行い、革とデザインがイケている』)

そんな思いから『僕自身が欲しかった革製品を作っていこう!』と思い立ちDELIFEを始める事になります。
ちなみに前のブランド”LIFE LAND SCAPE”はデザインの方向性は一緒でしたが名前が長すぎたのが辞めた理由です。

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左 当時製作したお香立て                                右 当時の僕  

左 当時製作したお香立て                                右 DELIFE初期の僕

DELIFE FactoryStore

2020年コロナ禍、真っ只中に始めたDELIFEはオンラインで頑張るしかなかった。
オンライン販売をメインに次第にお客さんも増えていきました。
そんななか、オンラインだけでなくDELIFEを使ってくれるお客さんの顔が見れる『工房兼店舗を作りたい!』と台東区で物件を探し始めました。
なぜ台東区?と思う方もいると思いますが台東区は 革、金具、資材関連で日本有数の問屋街であり、物作りの企業が沢山ある。
仕入れもメインは台東区で行えるので同区に決めました。

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左 竣工当時の東光ビル                 中 改装時の廃材                右 塗装を手伝ってくれた友人

左 竣工当時の東光ビル                   中 改装時                  右 塗装を手伝ってくれた友人

いい物件が見つかりました、名前は東光ビル。
1969年竣工のビンテージビルで当時はモダン建築として作られたのだそうです。
内装は造作自由で好きにカスタムできるしDELIFEらしい店舗が作れそうだったので即決で入居。
お金はなかったけど時間は有り余るほどあったので2ヶ月ほどかけて内装をDIYで作り上げていった。

16.jpg__PID:0b634cb5-34d8-4cd6-9cef-0d1a6d532049

上  改装前   下  改装後

そして今

店舗はオープンから数年経ちご来店下さる方も多くなり、スタッフも徐々に増えてきて活気も出てきました。
当初から決めていたお店のコンセプトである『素材の調達から販売までを自社で一気通貫、温もりを感じる革製品をお届けする!』
を大事に営業を続けていきます。

店内2.jpeg__PID:6abafc2c-85b8-4942-9d24-176108defe9d

ビルの4階にあり、看板も出してないのでオンラインで見つけたお客さましか来店できないようになっています。






今回この”Story”を作るにあたり沢山の写真を見返して思ったのは沢山の方々に支えて頂いたこと、
あの時支えて下さった方にも『いつか恩返ししたい!』と改めて強く思いました。
今後もDELIFEの成長が恩返しだと思い精進していこうと思います。


最後まで見ていただきありがとうございました。